†私立青春学園U†(更新停止中)

□†長年の歳月†
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†長年の歳月†


ある日、青学、不動峰、氷帝のテニス部が珍しく休みが重なり、海堂、神尾、氷帝メンバーがリョーマの家に集まった。
理由は簡単。
神尾や芥川、向日がサムライ時代の南次郎を見たい。と言うからだ。


「飲み物は……麦茶で良い?」

「構へんよ。」

「フシュ〜。手伝う…。」

「俺も手伝いますよ、リョーマ君!」

「あ、ありがとう。」


海堂と鳳はリョーマの後に着いて行き、キッチンへと向かった。


「リョーマの家って結構広いよなぁ。」

「居間も和が強調されて落着く。」


口をぽかーんと開けてキョロキョロと辺りを見回す神尾、和室なためかいつも以上に落着いている日吉。


「まぁ、景吾の家よりは狭いけどね。」


リョーマが麦茶を持って、苦笑いしながらキッチンから出て来た。


「跡部と比べるなよ。」


トレードマークである帽子を取りながら、宍戸はアチー;と帽子で扇ぎ出す。


「お待たせしました。」


リョーマに続いて、麦茶を運んで来た鳳と海堂も戻って来た。
おぼんの上から各自麦茶が入った涼しげな硝子のコップを取って行く。


「んぐんぐ………ップハー!やっぱ夏は麦茶だなぁ♪」

「岳人、おかわりいる?」

「おう!悪いな!」


暫く間雑談をしていたが、忍足が思い出した様に今日リョーマの家に遊びに来た理由を口に出した。


「なぁ、リョーマの親父さんの写真、見せてくれへん?」

「あ、そうそう!」


忍足の言葉に同意するように、神尾も頷いた。


「ちょっと待ってね。」


そう言うと、リョーマは立ち上がり、隣りの部屋へと入って行った。
少ししてから、居間へと戻って来て、アルバムをテーブルの上に置いた。


「開いても良いか?」

「良いよ。」


リョーマからの返答が返って来て、宍戸が表紙開く。
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