†私立青春学園†(更新停止中)
□†スキヤキ†
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「リョーマ君」
案内された部屋でスキヤキを食べていると、鳳はリョーマの名前を呼んだ。
「ん?何、長太郎?」
鳳に名前を呼ばれ振り向くと、短く出した鳳の舌でリョーマの頬に着いていたご飯粒が舐め取られた。
「着いてますよ。」
『・・・・・!?』
「/////!ちょ、長太郎!?」
「リョーマ君可愛いv」
「・・・/////。(そうだ!)」
リョーマは何かを思い付き、鍋からお肉を取り出しで器を添えながら・・・
「長太郎、あーんv」
『/////!』
自分達が「あーん」されてる訳ではないのに何故か顔を紅潮させる跡部達。
「はいv」
「・・・(顔赤くならない・・・。)」
リョーマは鳳にも羞恥を与えようとしたが、逆に嬉しそうに口を開けた。
仕方なく、自分が持っているお肉を鳳の口の中へ入れた。そしたら・・・
「んっ・・・/////!?」
『ブッ!!』
鳳の大きな手をリョーマの頭の後ろに添え、顔を近づけて激しく口付けた。それを見た跡部達は、驚いて咽た。
クチュクチュと濡れた音が部屋の中に響く。
「んっ、ふぁ・・・っんぅ・・・/////。」
「ん・・・・・ぷはっ。」
暫くして唇を離すと銀色の糸が引き、口付けの激しさを物語る。
「美味しかったですよvリョーマ君vv」
「はぁ・・・はぁ・・・/////。」
クタリと鳳に凭れ掛かるリョーマを鳳は抱き締める。
「ちょっ!何しとんねん!?何が『美味しかったですよ』やねん!!」
「テメェ!何様のつもりだ!?」
「くそくそ鳳!!」
「激ダサ#」
「下剋上#」
「何って、口移しですよv」
先輩達と日吉の怒鳴り声を他所に、鳳は満面な笑みでさらりと答える。
「あ、跡部部長。此処で本番って駄目ですよね?」
「当たり前だろっ!あ”ぁ”ん#」
こうして、鳳の誕生日パーティー(夕飯)は幕を閉じた。
因みに全員跡部邸にお泊りで、鳳とリョーマの情事は跡部邸にある一室で行われた。
†END†