†私立青春学園†(更新停止中)
□†味方†
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「リョーマ、朝よ!起きなさい!!」
起きたくない・・・。学校に行きたくない・・・。だって・・・
†味方†
朝、母に無理矢理起こされ、学校へ行く支度する。
本当は行きたくないが、前に仮病を使ったばかりだから、流石に怪しまられてしまう・・・。
「行って来ます・・・。」
「行ってらっしゃい、リョーマさん。」
菜々子に見送られて学校へ向かった。
―ガラッ
さっきまで賑やかだった教室が静まり返った。
あぁ・・・またされてる・・・。
リョーマの机に書かれた酷い落書き。
こんな事をされたてら、うかうかと教材を置いては行けない。
いつからか、全ての教材を持ち帰る様になった。
「なぁなぁ、昨日、兄貴に聞いたんだけどよ、タバコの火を皮膚に押し付けるとすっげー痕が残るらしいぜ!!」
「マジかよ!試したいよな。なぁ、越前?」
「!?」
その言葉によって、リョーマは今からされる事が解った。
「ん―ッ!!」
「黙ってろよ!!」
「熱さは一瞬らしいぜ?痛みは・・・少しずつだけどな・・・。」
ジュッ
「―ッ!!!」
「良い音すんじゃねぇ!?」
「もっとやろうぜ!」
「次は俺にもさせろよ!!」
「堀尾か、良いぜ!」
ジュッ、ジュッ―
「―!!!」
熱い・・・痛い・・・助けて・・・。
心の叫びは誰にも届かない・・・。