†私立青春学園†(更新停止中)

□†咲乱華〜コートに咲き乱れた華〜†
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次の日―


―氷帝学園―


「日吉、いるかい?」


鳳は日吉のクラス・F組へ来た。


「鳳、何か用か?」

「ちょっと、放課後話しがあるんだけど、大丈夫か?部活には間に合う様にはする。」

「別に良いぜ。」

「ありがと、日吉!HRが終わったら日吉のクラスに来るから!!」


鳳はそう言葉を残して去って行った。


「何なんだ?」


日吉は首を傾げた。



―放課後・2年F組


「日吉!」

「やっと来たか。遅いぞ。」

「ごめん、ちょっと先生に頼まれてさ・・・。」

「まぁ良い。で、話しって何だ?」

「うん、3年D組へ行こう。」

「D組って向日さんのクラスだろ?何でソコへ行くんだよ?」

「向日先輩は足を怪我してるからあまり歩かせない方が良いだろ?」

「はぁ・・・。さっさと行くぞ・・・。」

「ああ。」


鳳と日吉は3年D組へ向かった。


―3年D組


「向日先輩、宍戸さん!」


教室のドアを開けると、ソコには向日と宍戸以外誰もいなかった。


「おっ、やっと来た。」

「おせーぞ!」

「すみません。」

「どうも・・・。」

「それで、長太郎。話しって何だよ?」


宍戸が聞くと、鳳は気まずそうにに口を開いた。


「越前君の事なんですけど・・・。」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」


「越前」と言葉を聞いて、3人は真剣な眼差しになった。




「・・・マジかよ。」

「嘘・・・だろ・・・?」

「越前が・・・。」

「昨夜、母さんに聞きました・・・。」


鳳は昨夜聞いた話しを向日、日吉、宍戸に話した。


「この事、青学の皆さんにも話した方が良いでしょうか?」

「止めといた方が良い・・・。」

「日吉?」

「チビ助・・・越前は、あの性格からして同情されるのが嫌いだろう・・・。
 青学の奴等に言ったら、部活を止めろとか言われるだろうし、何より越前自身が知られたくないだろうな・・・。」

「そうだな・・・。でも、海堂には言って置いた方が良いんじゃねーか?アイツ、口堅いだろうし・・・。」

「ああ。今日部活が終わり次第青学へ行くか。向日、足は平気かよ。」

「おう。じゃぁ、俺は正門の所で待ってるぜ。」

「解りました。俺達は早く部活に行った方が良いですね。」

「跡部の眉間にシワが寄ってるかもな。」

「・・・。」


鳳、宍戸、日吉は部活へ向かい、向日は鞄に少しの教材を入れて、正門へ向かった。
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