†私立青春学園†(更新停止中)
□†咲乱華〜コートに咲き乱れた華〜†
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・・・そして今に至る。
「マジでツイてねぇ〜;一週間は運動禁止かよ;」
「安静にしなきゃ治るものも治らないですからね・・・あれ?」
「どうした?鳳。」
「あれって、青学の海堂だよな?」
「あ、そうだな。」
「あっちも気付いたみたいだな。おい、海堂。」
宍戸に名前を呼ばれて、海堂は宍戸達に近付いた。
「どうもッス。」
「何だ?お前も怪我したのか?」
「否、風邪ひいた弟の代わりに薬を取りに来たんスよ。アンタ達は怪我ッスか?」
「ああ、向日が足を捻ってな。」
「そうッスか。・・・!?」
「海堂?」
「越前・・・?」
「えっ!?何処だよ?」
海堂が呟いた名前に向日がいち早く反応した。
「おかしいな・・・。」
「何がだ?」
「いつもは桃城と自転車で帰ってるんだが、今日は家の用事があるって部活が終わったら直ぐに帰ったのに・・・。」
リョーマは今日は珍しく桃城の誘いも断り、部活が終わったら早々帰って行ったのだ。
「病院に行く為に嘘を吐いたんでしょうか?」
「只病院に行くだけでか?取りあえず声を掛けようぜ。えっちぜーん!」
向日が足を引きずりながらリョーマの元へ近付いた。
「あ、アンタは確か氷帝の向日さんだっけ?」
「当たり☆」
リョーマに名前を覚えて貰えてて喜ぶ岳人を見て少し笑うリョーマ。
「越前君、お久し振りです!」
「よう、どうだ?調子は。」
「チビ助・・・。」
「越前、どうして病院に?」
「鳳さんに宍戸さんに日吉さん・・・。海堂先輩も。どうしたんスか?」
岳人だけかと思ったら氷帝レギュラーの一部と海堂の姿に少々驚くリョーマ。
「向日さんが足を捻ったから俺達は付き添いだ。」
「俺は弟の代わりに薬を取りに来ただけだ。お前はどうしたんだよ?」
「近所の友人が入院してるので、見舞いに来ただけッス。」
「そっか。越前も怪我したかと思ったぜ。安心した!」
「向日さん・・・。心配してくれてどうもッス。」
「お前・・・本当に可愛いな/////。」
「?」
「無自覚な所もイイですねvv」
「ああ・・・/////。」
「・・・/////。」
「(他の先輩達がいなくて良かったぜ。)」
「じゃぁ、俺行きますね。」
「あ、あぁ。じゃーな!」
「また会いましょう!」
「ストリートテニスコートとかでな!」
「その時はリベンジしてやるからな。」
「また明日部活で・・・。」
「ッス。また明日。」
リョーマは一礼してその場を去って行った。けど、リョーマは海堂達から離れた場所で看護士に話掛けられた。
「あれ、母さんだ。」
「鳳の母親って此処で働いていたのか?」
「あ、はい。何を話しているんだろう?」
「チビ助の友人の事じゃねぇか?」
「そうかもな。じゃぁ、俺も帰ります。」
「ああ、じゃぁな。海堂。」
海堂と氷帝メンバーも別れて帰って行った。