†私立青春学園†(更新停止中)
□†危険信号†(R)
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桃:「越前のヤツ・・・何時の間に羆落としを・・・!?」
不:「・・・君は本当に凄いよ。」
河:「頑張れ!越前、海堂!!」
リ:「まだまだだね!!」
試合はタイブレークまで続いた。そして―
「くっそ―!!これでも食らえ!!!」
「はぁっ!!」
切原が放ったスマッシュを羆落としで返した。ソレを真田が返す。
リ、海:「「ドロップだ!!」」
二人はネットへ詰めボールを取り・・・
「行くぞ!越前!!!」
「ウィース!!!」
「「オラァー!!!」」
二人のラケット+パワーにより、勝負は着いた。
結果―4−7でリョーマ・海堂ペアが勝利した。
菊:「ニャー!!おチビ、海堂!おめでとう!!!」
桃:「ったく、ヒヤヒヤさせやがって!」
乾:「データの上を行ったな。」
不:「羆落とし、完璧だったよ。」
河:「最後のコンビネーションショットは凄かったよ!!」
大:「二人とも、早く病院へ!!」
手:「そうだな。」
竜:「車に乗りな。連れて行くから。」
リ:「ウィース。」
海:「ッス。」
大会で優勝したが、やはり二人の間には気まずい空気が流れていた。
大会が無事(?)終了し、手塚は治療の為、また青学からいなくなった。いつもの様に練習に励む、青学テニス部。そんな中、一人の女子が現れた。
「海堂君。前の大会で膝とか怪我してたけど、大丈夫?」
「あ?誰だテメェ。」
「クラス違うし、分からないか。2年4組千田麻奈実。」
「そうか。」
「私ね、海堂君の彼女になりたいv」
Rメンバー:『え―――!?』
海:「な、何言ってやがる!!」
麻:「私、海堂君の事が好きなの。だから、彼女になりたいの。」
R:『(率直過ぎだって・・・;)』
リ:「俺ちょっと図書室行って来るッス。」
海:「越前・・・!」
桃:「・・・。待てよ!越前!!」
リョーマと桃城はコートからいなくなった。
乾:「(嵐が起こる確率100%;)」
不:「(何か嫌な匂いする娘だな。)」
菊:「(海堂の何処に惹かれたんだろう;)」
大:「(ああ!越前と桃が・・・。練習中なのに;)」
河:「(海堂にとうとう彼女が出来るのかな?)」
―図書室―
ガラッ!
「越前?」
そこにいたのは華園桔梗だけだった。
「どうした?」
「俺、海堂先輩と別れた。」
「えっ!?何で別れたんだよ!!」
「海堂先輩、一緒にいてくれないし、俺より乾先輩と一緒にいる時間が多い。」
リョーマの瞳には涙が浮かんでいた。
「それに・・・。海堂先輩が好きだって告白して来た女子がいるし・・・。」
「だからって海堂が千田の事を好きになる訳ねぇだろう!?」
「(千田・・・!?)」
「越前。お前・・・さっさと海堂と仲直りしろよ?」
「え・・・。」
「海堂は言葉が少ないから、越前も誤解してしまう。一言海堂に『寂しい』って言えば大丈夫だ。」
「俺からも乾先輩に言っといてやるからな。」
「桔梗先輩、桃先輩・・・。ありがとうございます。」
リョーマは笑顔になり、海堂の元へ行った。
「(海堂先輩、まだいるかな?)」
「越前君。」
「あ・・・。(千田先輩・・・。)何スか?」
「コレ、なーんだ?」
「!?」
麻奈実が手にしていたのは別れる前のリョーマと海堂の写真で、帰り際にキスした時の写真だ。
「越前君さぁ・・・海堂君と付き合ってるの?」
「・・・・・。」
「ハッキリ言って邪魔なの。だからさぁ、海堂君に近付かないで。」
「何言ってんスか?」
「取り合えずアンタが海堂君に近付かなきゃ良い話しだって言ってんの。
それに、この写真・・・全校生徒の前で見せても良いんだけど。」
「・・・・・。」
リョーマはその場を離れた。
「(アンタがその気なら、コッチにだって考えはあるわよ。)」
次の日から麻奈実がテニスコートの外で海堂を応援する姿とリョーマに対しての嫌がらせが始まった。