†私立青春学園†(更新停止中)

□†勝利†
2ページ/4ページ

笑っていた・・・。
いつもの生意気な笑みじゃなくて、本当に12歳が笑っている、子供っぽい笑顔で・・・。

「抱いてみます?」
「あ?」
「カルピン。抱いてみます?何か海堂先輩に懐いているみたいだし。」
「・・・。良いのか?」
「どーぞ。(笑)」

越前は笑いながら猫を俺に渡した。

すげぇ・・・。毛がフカフカしてる。

「ヒマラヤンって言う品種っス。」
「最初は野良だと思った・・・。」
「ヒマラヤンの野良っているんっスか・・・?」
「うるせぇ!/////」
「フフッ。海堂先輩って意外と面白いね。」
「お前こそ、普通に笑えるんじゃねぇか。」
「え?俺、いつも普通に笑ってるじゃん。」
「いつもは生意気な笑い方なんだよ!自覚無ぇのか!!」
「全然。」

コイツ・・・;
じゃぁ、先輩達や桃城が自分に好意を寄せてる事も知らないだろうな・・・。
何時だったか、越前が委員会で部活に来るのが遅かった時・・・

英:『あ〜あ。おチビがいないと何かヤル気が出ないにゃ・・・。』
大:『英二は気分屋だからな。』
英:『気分じゃなくて、おチビがいないと嫌なんだよな〜・・・。』
不:『英二は越前が好きなの?』
英:『そりゃ―、勿論!!!』
桃:『つーか、皆、越前の事好きなんじゃないっスか?』
乾:『その確率は96%だな。』
英:『後の4%は?』
乾:『大石、河村は好きと言うより可愛がっている。まぁ、いわゆる家族愛に近いモノだな。
   後の2%は・・・』
手:『次!乾と河村!』
乾:『じゃぁ、後は自力で頑張れ。
   ・・・・・そうそう、1%はもう少しで加わるだろうな。』
英:『え〜。意味分かんないにゃ・・・。』
不:『何となく分かったかも・・・。(ボソリ)』
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ