†私立青春学園†(更新停止中)

□†ずっと・・・†(R)
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†ずっと・・・†(R)


2月14日。世間ではバレンタインデーだが、同時に鳳長太郎の誕生日でもある。

そして、鳳の誕生日当日・・・。


「で、何で俺まで一緒に待ってなきゃいけねぇんだよ・・・。」

「仕方ないですよ。宍戸さんの誕生日祝えなかったから俺の誕生日と一緒に祝うって言ってたんですから。」


此処は鳳の部屋。
家族は鳳の姉・弥夜衣(ヤヨイ)の計らいで留守だったりする。
弥夜衣は『明日の夜まで帰って来ないからごゆっくりv
 私も冬夏(フユカ:←向日の姉)さん家にお泊りだからv』と言って出掛けて行った。


「長太郎・・・。お前のねーさんはどこまで知ってんだよ・・・;」

「恐らく、最後までですかね;」


鳳の答えに宍戸は額に手をやった。


―コンコン


部屋のドアをノックする音だ。


「あ、出来たみたいですね!今開けます!」


鳳は立ち上がって、ドアを開けた。
ドアの前には両手でお皿を持った一人の少年の姿があった。

青学の1年・越前リョーマ

彼は鳳と宍戸の最愛の恋人である。
宍戸の誕生日の時はリョーマが忙しくてお祝い出来なかったので、鳳の誕生日と共にお祝いすると言ったのだった。
なので、今日、リョーマが鳳の家に来て鳳と宍戸のお祝いのケーキを作りに来たのだ。

ドアを開けた鳳はリョーマが中に入れる様に少し体をずらし、
リョーマの体が完全に部屋の中に入ったのを確認すると、自分も中に入りドアを閉めた。



「長太郎、それに遅くなったけど、亮・・・。Happy Birthday・・・。」


二人にお祝いの言葉を捧げ、作ったばかりのケーキを見せた。ハートの形をしたチョコレートケーキだった。


「す、凄いですね!!」

「あぁ・・・。料理出来るって聞いたけど、ここまでとはな・・・。」

「結構やるでしょ?」


感心な言葉を漏らす二人にリョーマは生意気な笑みを見せる。


「ねぇ、早く食べよう?」

「あ、そうですね。」

「じゃぁ、切り分けるか。」



三人はケーキを綺麗に食べ終わり、他愛の無い話をしていた。
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