†私立青春学園†(更新停止中)

□†SweetDream†(R)
1ページ/2ページ

「夢みたいです・・・。」

「何がや?」

「お前が犬じゃなくて人間である事がか?」

「跡部部長・・・俺の事をそんな風に見てたんですか?」

「で、何が夢みたいなんだよ?」

「リョーマと一緒に暮らせる事がです!!」



†SweetDream†(R)



「・・・そんな事かよ。」

「鳳〜!お前の気持ち、すっげ〜解る!!俺も信じらんねぇもんなぁ・・・。」

「向日先輩・・・。」


大袈裟な。と言う跡部に対して、向日は鳳と同じ気持ちであり、鳳と共に感動していた。


「それにしても、お前だけの別荘ってアリかよ;仮にも中学生なんだぜ?」

「宍戸さん、そこを突っ込まない方が良いんじゃないッスか?」

「そうッスよ・・・。」

「ウス。」

「跡部だってまだ若いんだからねぇ〜。」

「ジロー・・・テメェなぁ・・・#」

「フッ・・・。」

「日吉・・・今、笑っただろう・・・?#」


宍戸は中学生でありながらも、個人の別荘を持っている跡部に対して、「本当に同い歳かよ?」という眼差しを向け、
神尾と海堂と樺地が突っ込むべきでは無いと言い、ジローはあからさまに跡部を年上(25〜40歳代)扱いした言い方をして、日吉はジローの言葉に思わず吹き出してしまった。


「ったく・・・。本当なら俺様とリョーマの二人っきりだったのによぉ・・・。」

「跡部、ソレはちょっと間違っとるで。」

「そうだぜ!リョーマは『俺達』を選んだんだから、お前だけのものじゃねぇんだからな!!」

「チッ、んな事百も承知だ。」

「それにしても、本当に広いですねー。此処を別荘と呼んで良いんでしょうか?」

「あーん?俺様にとって此処はまだ狭い方だぜ。」

「長太郎、普通を考えるな・・・。」


そう。此処は跡部が親から貰った個人の別荘である。
そして、此処には氷帝Rと青学の海堂、不動峰の神尾がいる。後、もう一人・・・。


「そうですね・・・。それにしても、本当に良く寝てますねv」


鳳の一言に皆はソファに眼をやった。
ソファではリョーマが寝息を立てて寝ていた。


「つか、マジ可愛い〜vv」

「ほんまや/////。」

「激無防備なヤツだぜ・・・。」

「俺も一緒に寝ようかな〜♪」

「そんな事したら地獄を見るッスよ?」

「ああ・・・。」

「ウス。」

「車に乗った時からずっと寝てやがるのに、まだ寝足りないのか?」


「折角連れて来たのによぉ。」と少々呆れ気味の跡部。


「ん・・・。あ・・・れ・・・?」

「あ!リョーマが起きたC〜!」

「おはようございますv」

「オハヨウ・・・。此処何処?」

「俺様の別荘だ。お前は此処に着く途中で寝やがったんだよ。」

「そうだっけ?まぁ、良いか。」

「良くねぇだろ;跡部ー、リョーマも起きたんだし、此処の中を案内しろよ。」

「ああ、着いて来い。ちゃんと覚えろよ?此処は『俺達』の家と言っても間違いじゃねぇんだからな。」

「解ってますよ。」


跡部の言葉に日吉が皆の代わりに答え、日吉、鳳、樺地、忍足、向日、宍戸、海堂、神尾、そして、リョーマは跡部の後に着いて行った。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ