†私立青春学園†(更新停止中)
□†SweetDream†(R)
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「夢みたいです・・・。」
「何がや?」
「お前が犬じゃなくて人間である事がか?」
「跡部部長・・・俺の事をそんな風に見てたんですか?」
「で、何が夢みたいなんだよ?」
「リョーマと一緒に暮らせる事がです!!」
†SweetDream†(R)
「・・・そんな事かよ。」
「鳳〜!お前の気持ち、すっげ〜解る!!俺も信じらんねぇもんなぁ・・・。」
「向日先輩・・・。」
大袈裟な。と言う跡部に対して、向日は鳳と同じ気持ちであり、鳳と共に感動していた。
「それにしても、お前だけの別荘ってアリかよ;仮にも中学生なんだぜ?」
「宍戸さん、そこを突っ込まない方が良いんじゃないッスか?」
「そうッスよ・・・。」
「ウス。」
「跡部だってまだ若いんだからねぇ〜。」
「ジロー・・・テメェなぁ・・・#」
「フッ・・・。」
「日吉・・・今、笑っただろう・・・?#」
宍戸は中学生でありながらも、個人の別荘を持っている跡部に対して、「本当に同い歳かよ?」という眼差しを向け、
神尾と海堂と樺地が突っ込むべきでは無いと言い、ジローはあからさまに跡部を年上(25〜40歳代)扱いした言い方をして、日吉はジローの言葉に思わず吹き出してしまった。
「ったく・・・。本当なら俺様とリョーマの二人っきりだったのによぉ・・・。」
「跡部、ソレはちょっと間違っとるで。」
「そうだぜ!リョーマは『俺達』を選んだんだから、お前だけのものじゃねぇんだからな!!」
「チッ、んな事百も承知だ。」
「それにしても、本当に広いですねー。此処を別荘と呼んで良いんでしょうか?」
「あーん?俺様にとって此処はまだ狭い方だぜ。」
「長太郎、普通を考えるな・・・。」
そう。此処は跡部が親から貰った個人の別荘である。
そして、此処には氷帝Rと青学の海堂、不動峰の神尾がいる。後、もう一人・・・。
「そうですね・・・。それにしても、本当に良く寝てますねv」
鳳の一言に皆はソファに眼をやった。
ソファではリョーマが寝息を立てて寝ていた。
「つか、マジ可愛い〜vv」
「ほんまや/////。」
「激無防備なヤツだぜ・・・。」
「俺も一緒に寝ようかな〜♪」
「そんな事したら地獄を見るッスよ?」
「ああ・・・。」
「ウス。」
「車に乗った時からずっと寝てやがるのに、まだ寝足りないのか?」
「折角連れて来たのによぉ。」と少々呆れ気味の跡部。
「ん・・・。あ・・・れ・・・?」
「あ!リョーマが起きたC〜!」
「おはようございますv」
「オハヨウ・・・。此処何処?」
「俺様の別荘だ。お前は此処に着く途中で寝やがったんだよ。」
「そうだっけ?まぁ、良いか。」
「良くねぇだろ;跡部ー、リョーマも起きたんだし、此処の中を案内しろよ。」
「ああ、着いて来い。ちゃんと覚えろよ?此処は『俺達』の家と言っても間違いじゃねぇんだからな。」
「解ってますよ。」
跡部の言葉に日吉が皆の代わりに答え、日吉、鳳、樺地、忍足、向日、宍戸、海堂、神尾、そして、リョーマは跡部の後に着いて行った。